黒鳥での一般的な製造工程をご紹介します。
全体の流れは
「材料選び」→「鍛造」→「荒研ぎ・整形」→「熱処理(焼鈍し・焼入れ・焼戻し)」→
「水研ぎ」→「刃付け」→「柄付け」
という流れで製造しています。
その他にも鞘や柄、木工や革製品など、様々な要望に対応することが可能です。
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1.材料選び
各種刃物に適した材料を厳選し、鉄や鋼・ステンレス、切れ味を求めるものには品質の高い刃物専用の刃物鋼を使用します。
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2.鍛造
規定の幅や厚みに叩き、大まかな形を作ります。
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3.荒研ぎ
鍛造して大まかに作られた形をさらに整えます。
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4.熱処理
製造過程で重要な部分となり、
焼鈍し:鍛造によってストレスのかかった金属の粒子を整える。
焼入れ:鋼の硬度を引き出す
焼戻し:硬度のバランスを整えるために油で煮ます。
これによって刃物の性能、中身が決まります。
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5.水研ぎ
熱処理後は焼きが戻らないよう冷却しながら表面の処理や刃先を研ぎ込んで行きます。
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6.刃付け
刃先を研ぎつけ切れ味を最大限に引き出します。
小刃付けし、返りをしっかりと取り、新聞を切って試し切り・確認をしております。
![](https://tosakurotori.com/wp-content/uploads/sites/13/2020/09/07柄つけ-640x427.jpg)
7.柄付け
持ち手の取り付け。
大きさや形状は最適なものを選んで取り付けます。